SNSを利用したマーケティングは多くの企業で行われています。数あるSNSの中でもインスタグラムは2017年10月に月間アクティブユーザーが2,000万人を突破するなど、2018年現在も急成長している伸びしろの大きいSNSです。インスタグラムを活用している企業はすでに1万社以上。まだ、インスタグラムを活用していない、あるいは、上手く活用したいのにやり方がよくわからないという方のために、今回はインスタグラム固有の用語について解説していきます。
情報拡散力の要、リポストとは?
まず、より多くのユーザーへ注目してもらいたいことを発信できるリポスト(リグラム)について解説します。リポストとは、他ユーザーの投稿を再投稿することです。ツイッターでいうところのリツイート、フェイスブックでいうところのシェアに該当します。
リポストを含めた形で自身の投稿は時系列で表示されるので、ペルソナへのアプローチや固定ファンの獲得にも有効です。また、リポストする際にタグをつける(≒メンション)と、オリジナルの投稿元を紹介することになり、投稿者とそのフォロワーにもリポストを発信することができ、より拡散力が高まります。
リポストを上手く活用している企業としては、マクドナルドが挙げられます。マクドナルドのアカウントでは、多くのユーザーの投稿をリポストして、紹介しています。これにより、広告よりも身近ながらもファッション性と少しの特別感を演出した写真を共有できます。
他のインスタグラムユーザーに真似をしたい、単純に食べたいと思わせて、購買意欲を高めています。
メンションで、ファンとインフルエンサーにアプローチ
リポストでも軽くふれましたが、メンションは、特定のユーザーへ通知を送り、情報の拡散力を強化できる機能です。具体的にメンションとは、投稿写真や動画の説明文(キャプション)に、「@(任意のユーザーネーム)」と入力することを指します。この結果、@以下のユーザーに通知が送られます。あるいは、リポストの説明でも書いたように、引用元を明示やコメントの返信等にも使えます。簡単に言えば、メンションとは自分の投稿に気づいてもらう機会を増やす行為と言えるでしょう。
効果的なメンションの使い方としては、例えばイベントで集客した際に、フォロワーの多いインスタユーザーに対して、イベント写真でメンションするのは効果的な使い方と言えるでしょう。また、もし商品やブランドが著名人やインフルエンサーに関連するものであれば、メンションを使わない手はありません。多くのフォロワーに共有してもらえる可能性が高く、フォロワーと良好な関係を築くことができるでしょう。もちろん、企業アカウントから、特定の個人へのメンションは注意を払って行う必要があります。
ストーリーズで訴求力のあるPRを!
ストーリーズ機能は、2018年現在特に積極的にマーケティングに活用されている機能です。実際、2017年7月のストーリーズ投稿のうち、半分はビジネス関連の投稿でした。
まず、ストーリーズには、以下の特徴があります。
・アプリ画面の最上部へ表示される
・外部リンクや位置情報を挿入できる
・全画面表示され、音楽も同時に流せる
・24時間後に自動で削除される
インスタグラムアプリ画面の最上段にアイコンが表示され、一番に目に入ります。あなたの商品や自社のロゴを出すと効果的でしょう。実際、メルセデス・ベンツやスタバーックス、タコベル等の企業は自社のロゴで積極的にストーリーズを行っています。
また、ストーリーズには外部リンクや位置情報等を挿入できます。あなたのサイトに飛ばしてコンバージョンを得ることや、イベントや店舗への集客、はたまた全画面で音付きの没入感のあるPRを打つこともできるでしょう。効果的な例としては、ゼクシィがあげられます。ストーリーズを積極的に活用したところ、見学予約などのコールトゥアクションが2.1倍増という成果を上げました。因みに視聴回数やコメントも把握できます。
また、24時間経過後に自動的に投稿が削除されるというのもポイントです。本来の投稿には、一定のクオリティがあることが望ましいですが、ストーリーズは気軽に露出を増やしやすいでしょう。テストマーケティング的な使い方とも相性が良いです。
エンゲージメントを測定し、マーケティングの軌道修正を!
エンゲージメントは、KPIやPDCAを回すのに重要な指標で、今後のインスタグラムマーケティングの方向性を決める要素です。具体的にエンゲージメントとは、いわゆる「いいね」や「コメント」のことを指します。つまり、フォロワーの反応のことであり、1投稿あたりのエンゲージメント率(反応率)を算出することで、インスタグラムの運用を決めていくことになります。エンゲージメント率の算出方法は以下のとおりです。
(いいね!+コメント数)÷投稿数÷フォロワー数=1投稿あたりのエンゲージメント率
上記で出した数字から、ペルソナの反応を見ることができますし、競合の分析をすることもできます。自社、他社を問わず、成功事例を積極的に取り入れ、エンゲージメントを上げていくことが、インスタグラムをマーケティングに活用するためには重要です。
また、キャンペーンの効果測定にもエンゲージメントは活用できます。例えば、ハッシュタグ付きで写真を投稿するコンテストは定番のキャンペーンですし、コンテスト形式で投票制を導入するとキャンペーンの盛り上がりを支援できます。あるいは、あなたの商品の活用動画投稿キャンペーンなどをうつと、ブランディングにもつながるでしょう。
インスタグラムを使いこなすことで、マーケティングの真価も発揮
いまやインスタグラムは、マーケティングの重要な位置を占めるようになりました。今回ご紹介したのは、インスタグラムをマーケティングに活用する上での基本であり、かつ本質的な部分と言えます。これからインスタグラムを活用する方、あるいは、既に活用していても思っていた以上にフォロワーが伸びない、売上につながらないとお悩みの方もぜひ見直していただき、マーケティングの効果を最大限引き出してください。
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