Facebookは、世界中で毎日利用されているSNSの定番です。現在のFacebook利用者数は世界では14,5億人、国内利用者数は2018年に入り2,800万人を超えました。SNSマーケティングでも外せない存在となったFacebookですが、SNSマーケティングをする際に「これってどんな意味?」という言葉に出会う時がありますよね。マーケティングに必須なFacebook用語から、今更聞けないFacebook用語まで、Facebookでよく使用される専門用語について詳しく解説していきます。
Facebook用語①「インサイト」
「Facebookのインサイト機能を使いこなす」という言葉を目にすることが多いですが、そもそもインサイトって?と思う人も多いです。インサイトとは、企業が作るFacebookページの管理者が見ることが出来るFacebookページの分析機能のことです。
インサイトの機能が使うためには、Facebookページに「いいね!」が30以上ついていることが条件になります。「いいね!」が30以下のページは、ユーザーから必要とされていないと判断されてしまうからです。ですから、Facebookページを作ったらまずは30人からの「いいね!」を目標にしましょう。「いいね!」が30超えると、ようやくインサイトを見ることが出来るようになるため、具体的なリーチ数など把握できるようになるのです。
Facebookページの右上に「インサイト」のページが表示されるようになれば、マーケティングに対しての様々な情報を知ることが出来ます。
訪問者数やアクション数がわかる
指定した期間にどのくらいのユーザーがページを訪れているのかがわかります。投稿に対しての「いいね!」やコメントなどのアクションがどれだけあったのか、投稿がどれくらいの人のニュースフィードに載せられているか、などもわかります。
フォロワーの増減
投稿ごとのリーチ数だけでなく、ページに対しての「いいね」をしてくれた人がどのように増えて行っているか、また「いいね!」を撤回した人がどのくらいいるか、などフォロワーの増減まで数値化、グラフ化されています。
どのエリアの人がアクションを起こしてくれたのか
Facebookには「いいね!」をしてくれた人の場所がわかる機能があります。シェアを広く持つ企業にとってはこのシステムはとても重宝されています。どの国、どのエリア、どの地区の人が企業の情報を求めているかなど、ユーザーの動向をはっきり見ることが出来るのです。
ユーザーからのシェアやコメント、いいね!の数が多いページは、Facebook側からも「求められている記事」と判断されるため、おすすめされることが多くなります。また悪質な報告があった記事などは、Facebook側からの評価も大幅に落ちてしまいます。インサイトのページは毎日チェックしてユーザーの動向を把握しておくことが、SNSマーケティングを成功させる鍵となります。
Facebook用語②「リーチ」
Facebookでマーケティングをするようになったら、まず目にするのが「リーチ」という言葉です。
このリーチとは、企業がFacebookで投稿した内容を見たユーザー数のことです。つまり「リーチ数=多くの人に投稿が見られた」ということになります。リーチ数が増えると、それだけ多くの人の目に届くということです。1つの投稿ごとにリーチ数がわかるようになっているので、どのような内容の投稿をするとユーザーから支持されてリーチ数が伸びるかなど判断する材料になるのです。
一度大きくリーチ数が伸びると、そのタイミングで新規ユーザーが「いいね」やコメントなどポジティブなアクションをしてくれる場合があります。すると次の投稿のリーチ数にも影響してきます。
リーチ数を増やすためには、投稿内容のクオリティをあげていくことは第一の必須条件です。クオリティが低くユーザーが興味のない記事は、投稿を見てもそのままスルーされてしまいます。リーチ数から「どのような記事がユーザーに求められているのか」ということを判断することも、ユーザーからのポジティブアクションや新規顧客を増やすポイントとなります。
Facebook用語③「Facebookアルゴリズム」
Facebookは、全ての投稿がアップロードした時間にそのままユーザーのニュースフィードに反映される仕組みではありません。Facebookタイムラインには、日時に関係なく投稿が並んでいくため、一見ランダムに投稿が表示されるように感じます。しかしFacebook独自のアルゴリズムがあり、フォローしている人や企業、ブランド等の投稿を、ユーザーごとにどの順番でニュースフィードに表示させるかを決めています。
Facebookのアルゴリズムは、個人や企業の投稿が魅力的なコンテンツであるか、ユーザーがどのような情報を求めているかを判断するようになっているのです。直近で「いいね」した企業の投稿がニュースフィードのトップにある場合も多いのは、Facebookのアルゴリズムが判断した順に並んでいるからなのです。
Facebook側から「魅力的なコンテンツではない」と判断されると、ニュースフィードの下部に表示されてしまう場合もあるのです。
Facebook側のアルゴリズムの基準はいくつかありますが、以下のことも判断材料にされています。
・投稿者のプライベートな情報、友人・家族などの情報が含まれている
・記事の更新率のペースが安定している
・コメントの返信率が良い
・新しい情報が載っている(イベント・企画など)
・フォローしている人やユーザーが求めている情報が含まれている
ただ闇雲に記事を投稿するのではなく、Facebook側のアルゴリズムもしっかり把握しておく必要があります。
マーケティングにおけるFacebook用語をマスターしよう

- Facebookページを作ったら、まずは30人からの「いいね!」と目標にして、インサイトのページを見ることが出来る状態にする
- Facebookのインサイトページは毎日チェックしておく
- リーチ数を把握し、どのような記事が求められているかを常に意識する
Facebookユーザーの増加により、Facebookを使ったSNSマーケティングはまだまだこれからも活発になります。Facebookページのインサイトを活用しながら、ユーザーに求められるような記事を投稿していくことがFacebookページの成長に繋がっていくでしょう。