SNS市場でマーケティングを行う場合、公式アカウントを作って活動することになりますが、すでに同じような企業がSNS上で活動している場合、他の企業と似たり寄ったりのものにならないように差別化していかねばなりません。そこで、SNSでアカウントを作る際に他の企業との差別化のために行うとよい実用的なアイデアをご紹介します。
個性的なキャラ立てをする

SNS市場でマーケティングを行うことになったなら、まずはその企業のイメージとなるようなキャラ立てをしてみましょう。多少企業のイメージとずれていたとしても、どれだけ印象に残るかの方がポイントです。
例えばツイッター上で好印象を得ている企業アカウントの1つにSHARP株式会社があります。時事ネタのタグ付け投稿も積極的に行なっているSHARPのアカウントは、テニスの王子様のキャラクター跡部景吾の誕生日には積極的にお祝いコメントを投稿、他のアニメキャラの誕生日もしっかり抑えてお祝いコメントをしており、幅広い層のフォロワーの心を掴んでいます。また他の企業アカウントとの絡みも多く、フォロワー側もやりとりを楽しんで追っています。
そして気づいたら私はパトロンになってたのです。タニタさんだからしょうがない。 pic.twitter.com/HvuXG8JRJV
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2018年6月8日
また「中の人」とも言われるツイッター担当者の人のプライベートのツイートも時々挟まってくるため、企業アカウントでありながらかなり身近な存在に感じられるのも、広く認知されるようになった原因の1つです。「SHARPさんの熱帯魚どうなったかな」など、公式アカウントながらもしっかり独立したキャラクターとして成立しているのが魅力の1つです。
もちろんキャラ立てだけではなく、しっかりと自社製品のアピールもしているところが好印象です。
キャラ立てはしっかり認知されれば不動のイメージになりますので、こまめな投稿とともにフォロワーに企業のイメージともなるキャラクターを印象付けていくことが重要です。
SNSごとにキャラを使い分ける

SNSマーケティングと一言で言っても、シェアする場所でキャラ立てに変化をつけなければなりません。主にSNSマーケティング市場として活用されるTwitter、Facebook、Instagramは、それぞれカラーが全く違います。
Twitterはフランクなイメージに、実名を通して登録するFacebookは情報発信よりも情報収拾のために登録をしている人が多いので、情報を正しく伝えようと発信する方がユーザーへ届きやすくなります。InstagramはSNSの中でもトップクラスの影響力があると言われており、文章よりも画像で伝えていくことが重要視されます。ですので、企業アカウントとしてもどれだけおしゃれな画像でアピールしていくことが出来るかということも求められています。特にInstagramユーザーのアンテナはオシャレさに貼られているので、画像加工なども注目されています。それぞれのSNSごとにキャラを使い分けながら、全く別人格の社員が発信しているようなイメージでマーケティングをしていくと良いでしょう。

例えばInstagramをうまくシェアの場として活動している東京ディズニーランドでは「パークでの写真は#tokyodisneyresort をつけてね!」とアピールしており、フォロワーもパーク内で撮った写真には#tokyodisneyresortのタグとともに投稿しています。このようにフォロワーがタグ付け投稿したくなるような誘導の投稿をすることも、SNSマーケティングとしては重要ポイントになります。
フォロワーとのコミュニケーションも積極的にする

SNSアカウントとして重要なポイントとして、フォロワーとのコミュニケーションがあります。SNS上でのやりとりは単なるフォロワーとの会話ではなく、SNS上で利用者の意見を聞くことが出来る貴重な場になるのです。飲食関係であれば、購入者のダイレクトな声を聞くことが出来るのもSNSアカウントがあるメリットです。
例えば「紅茶専門店ルピシア」のTwitter公式アカウントは、季節のオススメのお茶、お茶の淹れ方、イベント情報、福袋の販売情報、週末に開催する通販限定のマルシェなどをSNSで発信しています。特に通販限定のマルシェの情報を逃したくなくてフォローしている人もいるほど、Twitterから通販サイトへの誘導に成功していると言えるでしょう。ルピシアはエゴサーチもしっかりしており、購入者がルピシアの紅茶を購入して画像やツイートを投稿していたら、リツイートしてくれることもあります。またお茶の淹れ方や、「購入したお茶を淹れたら渋みが出てしまった」等のツイートに対しても、美味しくなるようなお茶の淹れ方アドバイスをしています。

ルピシアは店頭販売と通信販売が市場だったのに対し、SNSマーケティングをすることにより、消費者との距離が縮まった良い例です。
ルピシアにとってSNS上はお茶に対しての感想をダイレクトに聞くことが出来る場であり、美味しいお茶の淹れ方をお伝えする場でもあり、フォロワーとのコミュニケーションの場として活用しているのです。
公式アカウントを差別化するためのポイントおさらい

企業アカウントとして公式アカウントを一般ユーザーと差別化するためのアイデアをご紹介してきました。公式アカウントを作るならば、その企業をイメージする「人格」にもなるようなキャラ立てをすることがポイントになります。企業を身近に感じてもらえるようなキャラがフォロワーに浸透していくと、商品を手に取ってもらえる確率も大幅に上がってくるのです。
SNSアカウントを成長させていくのは非常に地道な作業ですが、日々の積み重ねがフォロワー数を伸ばすきっかけに繋がっていきます。フォロワー数が伸びてくると、フォロワーの数字で目に見えて企業の成長を感じられるようになるでしょう。実用的な公式アカウントの活用についてお困りの方はぜひご相談下さい!
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